食と、東北と、編集長
佐藤仁
岩手県一関市に世嬉の一酒造さんという日本酒蔵があります。世嬉の一さんは日本酒だけでなくクラフトビールやクラフトジンなどの商品開発も積極的に行っており、現地の直売所に行くと日本酒・ビール・ジンなど様々な種類のお酒を買うことができるという、なんとも酒好きにはありがたい聖地なのです。今回はそんな世嬉の一酒造さんの「いわて蔵ビール」を飲んでみました。
今回は車で現地へ。運転していると立派な蔵が見えてきますのですぐにわかります。駐車場は少し狭めですが、わかりやすい場所にあります(※第二駐車場もあるのですが、こちらは少しわかりにくい場所に位置しています)。一関市自体レトロな街並みで非常に景観がいいのですが、この蔵は特に際立って素晴らしい。敷地内には直売所、レストラン、カフェ、工場等の各施設が併設されています。詳しくはこちらをご覧ください。
今回は車で行きましたが、レストランでビール楽しみたい方には電車のご利用もおすすめです。一関駅から世嬉の一酒造までは徒歩15分程度となります。レトロな街並みをゆっくり眺めながら歩く旅もいいものです。
見た目
「蔵」の文字をいじったラベルがオシャレですよね。ビール自体は少し白っぽい色です。いわて蔵ビールは種類がたくさんあるのですが、今回は私が一番おすすめしたいWeizen(ヴァイツェン)をチョイス。ドイツ語で「白」という意味らしいです。
価格
638円(税込)
飲んだ感想
日本のビールが好きな方はちょっとびっくりするかもしれません…このビール、味が濃くて香りがめちゃくちゃいいので、ビールなのですが、ビールではないような印象を受けます。何を言っているかわからないかもしれませんが(笑)飲んでみると「えっこれがビールなの?今まで飲んだことない…めちゃくちゃ美味しいんだけど…」という感想を持つはず。
こちらのWeizenはバナナのようなフルーティな香りが特徴的なのですが、そこに甘ったるさは一切なく、さっぱり飲めちゃうのです。新たなビールの世界に足を踏み入れてしまった…そんな楽しさがあります。
それもそもはず。こちらは「いわて蔵ビール」。日本酒製造の技術を持った方々が作ったビールです。日本酒製造の技術が新たなカタチでビール製造へ受け継がれているのです。また、原材料についても地元産の麦を使用するなどのこだわりを持っています。そりゃ美味しいわけです。
ネットでも購入可能ですので、ぜひ一度お試しください!また、お近くの方はぜひ現地へ。一関市の街並みを楽しんだ後に飲むビールは、また格別です。
世嬉の一酒造
〒021-0885 岩手県一関市田村町5−42
WEB http://sekinoichi.co.jp/cuisine/
TEL 0191215566