【食レポ】津軽のいなり寿司が赤いって本当?(青森県津軽地方)

食と、東北と、編集長

佐藤仁

POINT

津軽地方に行ったらぜひ食べてほしい一品。

地元では当たり前…でも実は隠れた名品。これが旨い。

津軽のいなり寿司が赤いって本当?

春や秋など、行楽シーズンのピクニックにおすすめしたものがいなり寿司。お弁当にぴったりのいなり寿司なのですが、実は津軽地方ではちょっと特殊ないなり寿司が食べられているとか…今回は一体どんないなり寿司なのか調査することにしました。

地元スーパーにて購入

今回購入したのは、地元スーパーのスーパーストア 金木タウンセンター店さん。

地元のスーパーはその地の食文化が顕著に現れるので、「え!こんなもの売られているの?」という発見があったりして非常におもしろいと私は思います。観光に行った際はぜひ地元スーパーにも足を運んでみましょう!意外な発見があるかも…?

いなり寿司を購入

見た目

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さて、お惣菜コーナーにて紅いなりという商品を発見したのですが…その名の通り、ご飯が赤い!驚きです。

価格

3個入り300円程度で購入(たしか…)。スーパーのお惣菜ですので、日によっては特売価格等で変動があるかもしれません。気になる方は店舗へ直接お問い合わせください。

食べた感想

この赤い色の正体は…紅しょうがのようです。酢飯に紅しょうがが混ざっていました。また、味付けは比較的甘め。甘めのごはんに紅しょうがの酸味が加わり、シンプルに美味しいです。いなり寿司の皮から出る味がごはんと合わさってまた美味しいんですこれが…。また、ごはんはもち米を使用しているのか、かなりもちもちでした。

普段食べているいなり寿司とは少し違う形でしたが、これはこれで美味しいです!ぜひ津軽地方に行く機会がある方は食べてみてください!

昔からの”おもてなし文化”が残っているらしい

いなり寿司が赤い理由を調べてみると、こんな記載が出てきました。

赤い色は縁起の良さを示し、甘くするのはおもてなしの心を表す。昔、砂糖が貴重で高価だった頃に、人が集まったりハレの席に出したりする時はふんだんに砂糖を使って甘く仕上げた食習慣が今に残っていると考えられる。

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/inari_zushi_aomori.html

津軽地方でのおもてなしの食文化が今につながっているようでした。普段何気なく食べているものにも、実はその地の文化が存在していたりします。身の回りの食文化を調べてみるのもおもしろいかもしれません。

店舗概要

スーパーストア 金木タウンセンター店

〒037-0202 青森県五所川原市金木町沢部460番
WEB http://www.superstore.co.jp/super-store/store02.html
TEL 0173541147