食と、東北と、編集長
佐藤仁
2022年8月現在も全国で流行しているコロナウイルス。このコロナウイルスは世の中に多大なる影響を与えました。マスクを付けることが常識となり、リモートワークやZOOMでの授業などの新しい生活様式が日常化することとなりました。
そんな中、酒蔵で消毒用アルコールを製造する動きも見られるようになりました。岩手県一関市にある世嬉の一酒造さんも消毒用アルコール製造に着手したそうなのですが、これがきっかけで開発された商品があるそうなので、今回はそちらをご紹介します。
▲こちらの記事に詳しい現地情報が書かれております。目的が買い物であれば車が一番便利ですが、レストラン利用、工場見学などでお酒を飲みたい場合は電車(一関駅から徒歩15分程度)もおすすめです!
ルーツ
このクラフトジンが生まれたきっかけは消毒用アルコール。一時期、コロナウイルスによって消毒用アルコールが不足した時がありましたが、世嬉の一酒造さんでは蒸留機でビールを蒸留して消毒用の高濃度アルコールを提供していたらしいのです。その際に習得した技術を応用して、こちらのクラフトジンを開発したとのこと。社会のため、人のためを想ったアクションが生んだ、奇跡の一品ですよね。
パッケージ
パッケージはこんな感じ。今回は「ジン&ソーダ」という、工場でソーダ割りし、自宅でそのまま飲める商品を購入。自分で割って飲みたい方はアルコール40%の商品もありましたのでぜひ。
価格
税込550円
飲んだ感想
飲んで一番印象的だったことがその香りの良さ。飲んだ後にスッと鼻を抜ける甘くていい香りが最高でした。「ジン」というお酒は、香づけにジュニパーベリーというスパイスを使用するようなのですが、この商品はそれに加えて岩手地場産の薬草・スパイスも使用しているとのこと。これが香りの秘訣なのでしょうか…。仕事終わり、夜にゆっくり1人で読書しながら…そんな時間におすすめしたいお酒でした。
世嬉の一酒造
〒021-0885 岩手県一関市田村町5−42
WEB http://sekinoichi.co.jp/cuisine/
TEL 0191215566