食と、東北と、編集長
佐藤仁
「あめせんべい」というものをご存知でしょうか?その名の通り、せんべいに水飴が挟まれたお菓子のことです。青森県の東側に位置する八戸エリア及び岩手県北部エリアで広く食べられている南部せんべい、そして水飴の2つをかけ合わせた異色のコラボお菓子なのですが、青森県では昔から愛されているお菓子で、駄菓子屋や屋台でも出されることがあるとか。青森県民にとっては昔ながらの味わいなローカルお菓子。今回はそんな「あめせんべい」をレビューします。
今回あめせんべいを買いに伺った場所は、青森県むつ市にある南部せんべい本舗 八戸屋さん。店内にはさまざまな種類の南部せんべいが販売されており、どれにするか悩んでしまうくらい。詰め合わせなどの取り扱いもありましたので、自分用に購入して食べ比べてみるのもおもしろいかもしれません。
ちなみに、今回レビューするあめせんべいは冬季限定商品(毎年10月頃〜3月頃に販売されるようです)。気温が高いと中の飴が溶けてしまうため、冬限定で販売しているようです。これはなかなか手に入れることができないレアせんべいですね。
見た目
割りやすいように中央には十字の線が。
価格
税込97円
食べた感想
食べるとサクッとしたせんべいが割れ、中からねっとり甘い水飴が。はじめて食べましたが、意外とこれが合うんです。これは美味しい。しかしこの水飴、歯にめちゃくちゃくっついて食べにくいです(笑)ネットに書かれている声をいろいろ見てみると、「逆にこれがいい…」「食べにくいのがいい…」と、初めて食べた私にとっては不思議な光景が(笑)きっとこの忘れられない思い出をつくってくれるという体験を含めて、あめせんべいの魅力なのでしょう。
八戸屋せんべい店
〒035-0051 青森県むつ市新町47−3
WEB http://www.hachinoheya.co.jp/
TEL 0175223324