食と、東北と、編集長
佐藤仁
ご協力ありがとうございました
先日、「食と、東北と、」のTwitterアカウントでこんな募集をしてみました。
簡潔に言うと「Twitterで繋がった皆さんが知っている東北の食に関する情報を集めてみる」という企画です。「食と、東北と、」では、日々欠かさず情報収集を行っているのですが、1人では限界があるので、ぜひみなさんの声を聞きたかったこと、また、日頃SNSやブログをご覧いただいている方々に感謝の意を込め、みなさんの声をピックアップして拡散していきたいと思ったことが、今回この企画を実施した理由です。それでは早速ですが…みなさんの”美味しい”ご紹介いたします!
①岩手県 松ぼっくりのジェラート
・素材の味がする
・こんな辺鄙な場所に人を集めててすごい。
岩手県雫石町という場所に「手づくりアイスクリーム工牧舎 松ぼっくり」というお店があるようで、そちらのご紹介でした。さまざまな種類のジェラートを出しているようで、季節によっては「わさび」「さくら」などもあるそうですよ!お店の敷地内には、遊歩道やテラスもあって、ゆっくり散歩したり、座ったりできそうです。行ってみたいですね…🍦
②秋田県「有頂天喫茶」のナポリタン
・懐かしの味
・平日仕事終わりに行くと人が少なくて地元の優越感に浸れる。
「有頂天喫茶」は秋田県仙北市角館町にある喫茶店。レトロな雰囲気のカフェですね。今回ご紹介いただいたのは、ナポリタン…う〜んレトロな感じが本当にたまらない。「平日仕事終わりに行くと人が少なくて地元の優越感に浸れる。」ってのが、また地方らしくていいですよね。
③秋田県鹿角市「Salon de 割烹 美ふじ (加藤照子さん)」の『かづの牛』使用の牛しゃぶと古代麺
・古代米から作られた古代麺は、ツヤがあり食感もツルツルとして弾力のある麺で、味に癖がある訳でないので食べやすかったです。かづの牛を使用した牛しゃぶはゴマダレと青南蛮の酢ダレが用意されていて、飽きない工夫がされていました。正直、辛いものは苦手なんですが、辛すぎずピリッとした感じはコクのあるゴマダレと対照的で、交互に食べていると、あっという間に完食できました。
・地元ラジオ局の料理コーナーも担当する『照子ママ』こと加藤照子さんのお店では、山菜など地元産の食材や旬の食材を大切にした郷土料理と、さらには工夫されたオリジナルメニューをいただくことが出来ます。
完璧なコメント…詳しい情報ありがとうございました。これはもう純粋に「美味しそう」の一言。私は古代麺というものを食べたことがないのですが、美味しそうですね…。そしてブランド牛であるかづの牛。脂肪分が少ない赤肉が特徴のかづの牛…ヘルシーで女性にもおすすめですね!
④秋田県鹿角市「喫茶クイーン」の『シーフードドリア』と『ゼリーパフェ』
・『シーフドドリア』ホワイトソースがおいしい、人気のシーフドドリアは、クリーミーさとバランスの良い塩気、ゴロゴロと入った具材で満腹、満足になります。
・『ゼリーパフェ』自家製コーヒーゼリーを使用し、クリームとアイスが入ったシンプルなパフェ。ほんのり感じるコーヒーの苦味に旨さ、それにアイスの甘みが混ざり、おいしくて一瞬で癒やされます。
・ 商店街からほんの少し入った建物の、階段を上った2階にある『喫茶クイーン』は「また今度」にするときっと後悔する、今しかない、懐かしさを感じる喫茶店です。 鹿角市内では馴染みの、市外の人でも知っている人は知っている名店。寡黙なマスターとにこやかなママさんが迎えてくれる落ち着きのあるお店は、お二人が高齢で跡を継ぐ人がいないため、もし何かがあったら閉店してしまう可能性が高いお店です。数年前に閉店の噂が流れましたが、噂だったとわかると安心した人が多くいました。
「喫茶クイーン」さん。私は今回みるめがねさんのご紹介で初めて知りましたが、知る人ぞ知る、地元の方々に愛されるお店…といった感じでしょうか。東北地方、特に秋田県は少子高齢化の進行が顕著で、こういった問題がこれからたくさん出てくると思います。「地元の、地元に対する愛」という文化的なことを守っていくために、何ができるのか。少し難しい課題ですが、考えていきたいですね。
⑤秋田県大館市「煉屋菓子舗」さんのおばこ餅(揚げ餅)
・カリッとした食感で、甘じょっぱくて、ペロっと食べれちゃう
・煉屋菓子舗といえば、煉屋バナナが有名だけど、おばこ餅という可愛らしいネーミングの揚げ餅もあります。大切な人に差し上げたいと思うけど、賞味期限が短い(製造日含め3日)のであまり遠くには持っていけないし、お店の方も「時間が経つと餅が硬くなってくるから、買った当日に食べてもらうと1番美味しい」と話してました。揚げた餅のカリッとした食感と甘辛いタレがやみつきになるおばこ餅、大館市に来たらぜひ食べてもらいたいです。地元民がまとめ買いしたりするので、午前中に売り切れてしまってる場合もあります。
最近思うのですが、秋田県の方が作る「甘じょっぱい」が最高に美味しいんですよ(県民性なのか…)。私は最近恋しくて恋しくて…おばこ餅も食べたことがないのですが、よだれが出ています(笑)さて、こちらの商品は賞味期限が短いそうですが、私は逆にそれが魅力だったりするのかなと思っています。現地でしか楽しめない、それが人が集まるきっかけになったりもするのかなと。みんな、大館市、行こう。
⑥岩手県岩泉町「中松屋」の深山 栗しぼり
・上品な甘さ
・以前、花巻空港で買ってから大好きで、冬になるとお取り寄せしています。冬季限定のようで、予約は10月からできます。栗といえばモンブランも美味しいですが、ぜひ食べてみて欲しいです。
こちらの中松屋さんは”栗”を使った商品にこだわりを持っているお菓子屋さん。そんな栗のプロが作るお菓子…一度食べてみたいですよね。HPに記載もありましたが、こちらの深山栗しぼりは冬季限定。限定の文字に弱いこの頃…ネットで注文ですね…ポチ。
まとめ
さて、今回情報をくださったみなさま、誠にありがとうございました。私は常日頃「東北地方には発信しきれていない、伝わりきっていない魅力がたくさん隠れている」と思っており、食を通してそれを知るきっかけをつくることが「食と、東北と、」の役割だと考えています。
今回みなさまから頂いた情報はそのきっかけになります。誰かがこの記事を読み、「え、美味しそう」「行ってみたい!」「これ食べてみよう!」と思ってくれるきっかけになることを祈っております。
重ねて申し上げますが、みなさまご協力誠にありがとうございました!