食と、東北と、編集長
佐藤仁
はたはたずしというものをご存知でしょうか?秋田県の昔ながらの郷土料理で、秋田には欠かせないハタハタという魚を発酵させた”なれずし”の1種です。今回はそんなはたはたずしを食べてみましたのでレビューします。
※「なれずし」とは
「なれずし」は「すし」といっても、いわゆる一般的な寿司とは違って、主に魚と塩と米飯を長期間漬け込んで乳酸発酵させた食品です。
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/maiko-kudou/19-00218
今回は実家からの仕送りではたはたずしを入手。秋田県山本郡八峰町という場所にある鈴木水産という食品メーカーの商品なのですが、「はたはたの加工品といえば鈴木水産!」というほど秋田県では有名な企業さん。
冬の時期になると、秋田県の量販店では大方取扱いがあり、また秋田駅や秋田県内の道の駅などでも手に入れることができるため、秋田県の方々にとっては非常に馴染みある商品のはず。
秋田県外にお住まいの方でも、鈴木水産さんの通販サイトにて購入可能ですので、ぜひ利用してみてください!
見た目
あきたこまち(米)、にんじん、生姜と一緒にはたはたをつけたはたはたずし。今回は切ったはたはたを漬けた「切りずし」というものを食べましたが、はたはた一匹を丸ごと漬けた「一匹ずし」、また子持ちはたはた一匹を丸ごと漬けた「子持ちずし」という商品もあります。お酒のアテにしたい方には食べやすい「切りずし」がおすすめですが、食べ応えのある一匹ずしや子持ちずしも美味しさ抜群ですので、どちらも試してみましょう!
価格
通販サイトによると
切りずし300g:2,120円(税込)
切りずし500g:3,340円(税込)
切りずし1kg:6,300円(税込)
となっております(※2022年10月17日地点)
食べた感想
なれずしは乳酸発酵食品。程よい酸味とハタハタの旨味、米の甘味が絶妙に合わさり、じゅわ〜っと口の中で広がります。おつまみにはもうそれはそれはたまらない最高の味わいです(食べたことのない方は、少し甘めの〆さばの味をイメージしていただければわかりやすいかもしれません)。
お酒好きな方は一度ぜひ食べてみてください!
(株)鈴木水産
〒018-2676 秋田県山本郡八峰町八森磯村72−3
WEB https://www.suzuki-suisan.co.jp/
TEL 0185772217
※こちらは工場のため、直売所はないようです