食と、東北と、編集長
佐藤仁
寒い時期に食べたくなるおでん。おでんと言っても、使用する出汁や具材は日本各地で異なり、「静岡風おでん」「名古屋風おでん」など様々なご当地おでんが存在します。
今回はそんなご当地おでんの中から、青森名物の生姜味噌おでんをご紹介。
青森生姜味噌おでんの由来は、戦後間もない時期に青森市内で開かれていた屋台(闇市)で提供されていたおでんだそうです。
冬の寒い時期でも身体が温まるようにと、ある屋台のおかみさんが味噌に生姜をすりおろして入れたことがルーツだと言われています。
今回はお土産用の缶詰タイプを購入してみましたので、そちらをレビューします。
今回購入した場所は、むつ市のスーパー「マエダ本店」さん。いつもお世話になっています…。
見た目
かっこいいねぶたのパッケージが特徴の缶詰。今回は「ほたて団子入り」「シャモロック団子入り」の2種類を購入。
ちなみに今回購入した商品ですが、パッケージに”本品は青森おでんの会が総力をあげてつくり上げた自信作です。使用している具材は、全て青森おでんの会会員の厳選された製品あるいは扱い品です”との記載が。本格派のおでん缶に気持ちが高まります。
そしてこんな感じで生姜味噌は別添されています。
価格
各600円(本体価格)
開封の儀
缶詰おでんの温め方に一瞬困りますが、食べ方の記載もあるので安心です。今回は缶から中身を取り出してレンジで温めていただきましたが、鍋でしっかり温める、もしくは缶詰ごと湯煎といった方法もありますので、お好みでどうぞ。
食べた感想
口に入れた瞬間広がる出汁がたまりません。今回はシャモロック、ほたての2種類の出汁をいただきましたが、どちらもそれぞれ旨味が凝縮されてとにかく美味しい。出汁は優しめの味わいで、シャモロックそしてほたて本来の美味しさを感じることができます。
そして今回の醍醐味がこちら…「生姜味噌」です。甘めの味噌をたっぷりつけて食べるおでんは、もう最高。濃厚かと思いきや、最後に生姜が口の中に広がってさっぱり。一度食べるとまた食べたくなる味で、もう無限ループです。
ぜひ一度、皆さんにこの生姜味噌を食べてみてほしい…そう思います。
マエダ 本店
〒035-0071 青森県むつ市小川町2丁目4−8
WEB http://www.i-maeda.co.jp/
TEL 0120833349